Maroon 5 - Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera (アメリカ)じゃなくて Aneka - Japanese Boy(スコットランド)

Maroon 5(アメリカ)がChristina Aguilera(アメリカ)をフィーチャリングした「Moves Like Jagger」。キャッチーなコーラスパートでフィンランドでも今流行っている。

ビデオの最初と最後に映るインタビューに出てるイケメンは、曲のタイトルにもなっているThe Rolling Stones(イングランド)のボーカルとして有名なMick Jagger。曲の内容は、Mick Jagger独特の動きをオレは持ってるぜ、てなヤツがで女性をモノにしようとするようなもの、と言ったらいいのか。





ビデオの監督はスウェーデンの映画/ミュージックビデオ監督のJonas Åkerlund。Madonna(アメリカ)の「Ray of Light」でグラミー賞ベストミュージック獲得している人だ。

曲の方は、カナダ、デンマーク、フィンランド、アイルランド、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、スコットランド、韓国、サウスアフリカ、USビルボードトップ100で1位。オーストラリア、オーストリア、ドイツ、ハンガリー、イタリア、スウェーデン、UKシングルで2位という、すごい人気だ。


iTunesから視聴/購入したい場合は『Hands All Over (Deluxe Version)』に収録されていのでそちらからどうぞ。



Amazonから購入したい方は10月5日から発売『ハンズ・オール・オーヴァー+2』に収録されているようなのでそちらをどうぞ。




でも、今回の投稿の本題はこの曲じゃなくて、この曲で思い出しちゃったあの人の曲。たぶんこの曲をすでに知ってる人が「Moves Like Jagger」を聞けば、こっちを間違えて口ずさんじゃうんじゃ…てな曲だ。その曲は…



Aneka(スコットランド)の「Japanese Boy」。
そう、どうしても一発屋として知られるAnekaが1981年に放ったその一発、「Japanese Boy」を思い出してしまうのだ。(ゲーマーにとっては『グランド・セフト・オート:バイスシティー』のFlash FMでかかっていた曲と言ったら通りがいいかもしれない。)

この曲もMaroon 5に負けず劣らず(とも言えないが)チャート成績は良くて、UK、アイルランド、スウェーデン、スイス、ヨーロピアンチャート、で1位。ドイツで3位、ノルウェー、オーストリアで4位を記録している。USダンスチャートでも15位と、なかなかのものだ。「Japanese Boy」は1981年にUKで最も売れたシングルの一つで、なんとKim Wildeの「Kids in America」(21位)に次いで22位。この年のソロ女性シンガー売り上げでは(Kim Wildeに次いで)2番目だ。Anekaによればこのシングルは世界で500万枚売れたという。



この曲をレコーディングしたときは、Anekaではなく、彼女の本名Mary Sandemanで歌ったそうなのだが、この名前とこの曲じゃパッとしないよな、ということでAnekaという名前で活動することになったそうな。この曲が日本でヒットしなかった理由をAnekaは「日本の人は、このサウンドが中国っぽすぎると思った」からだと語っているそうだが、あながち間違いでもないんだろうな。


Amazon MP3ダウンローダーで買える。


iTunesからは、セルフタイトルアルバム『Aneka』


の他にも、2011年に再販された版だろうか、『Japanese Boy』と題された7曲入りのアルバムも存在する。



この曲に続き発表した「Little Lady」はオーストリアで7位、ドイツで10位、スウェーデンで14位、UKで50位と振るわず。ほかにも中国っぽい名前に聞こえる「Shooby Doo Doo Lang」とかいった曲を歌っているが、こちらもオーストリアで8位、ドイツで18位止まり。アジアで受けることを狙っていたのだろうか?Kate Bush(イングランド)っぽい歌い方をしたりもするので彼女が好きな人はいけるかもしれないと思うのだが。


あとはスコットランドの詩人、Robert Burns(Wikipediaリンク)による「Ae Fond Kiss」を歌った「Ae Fond Kiss」(実は「Japanese Boy」シングルのB面。スコットランドを舞台にした同名の映画も存在する。邦題は『やさしくキスをして』)などが入った『Encore Aneka - EP』も。




その後Anekaは本名Mary Sandeman名義で活動。ポップ音楽を離れ、スコットランドの伝統音楽に路線変更。iTunesからはMary Sandeman名義のアルバムも3つ購入可能>な他、Amazon MP3ストアからは、Mary Sandeman名義で「The Way We Where」とか「Moon River」とかをカバーしてるアルバムを視聴/購入可能だ。

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