昔のポリゴン格ゲーキャラみたいな角ばった輪郭の中に女性の顔、首から下は、遠目に見ると剥き出しの筋肉にも見える赤い鳥の羽、強烈なイメージにジャケ買い。 もちろんGoldfrappがヴォーカルなわけではない。だがGoldfrapp(イングランド)の、特に『Black Cherry』や『Supernature』 あたりの楽曲 が好きなら気に入ると思う。 ただ、Goldfrappは、独特のお上品さをもった歌い方で通すのに対し、Dragonette(のヴォーカルMartina Sorbara)は、いい例えが浮かばないが…例えばMarina & The Diamonds(ウェールズ)とかのようにはっちゃけるとこでははっちゃけたり(?)、色々と声色を変えた歌い方をしてくれている。それが楽曲により面白みを出していて、先に上げたGoldfrappのアルバムよりも自分の好みに合う感じだ(Goldfrappは『Felt Mountain』に限るね)。 『Fixin to Thrill』は彼らのセカンドアルバムで、US Dance/Electronic Albumsでは21位、US Heatseekers Albumsでは37位を記録。 リードシングルでアルバムタイトルともなっている「Fixin to Thrill」のミュージックビデオを見てみよう。こちらはもっとLykke Li(スウェーデン)ぽい声か。 Goldfrappを期待して聴いた人は幻滅したと思うが、騙されたと思ってセカンドシングルの「Easy」をお聴きいただきたい。まさにGoldfrappの持つ何かがそこにはあるのだ…