Hurts - Happiness (イングランド)
Hurts - Happiness (イングランド)
イングランドのシンセポップデュオ。作曲/歌担当のTheo Hutchcraftとシンセ担当のAdam Andersonからなる。
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まずは一番印象的で私がこのアルバムを買う動機ともなったセカンドシングル「Wonderful Life」をどうぞ。
ミュージックビデオこそ陰鬱な雰囲気を漂わせているが、歌詞は何度も人生を諦めようとする男に「人生は素晴らしい、人生を諦めないで」という思いを必死に伝えようとする女性の姿を思い浮かばせる。
Wikipediaによればエンタメ系サイトDigital SpyのインタビューでTheo Hutchcraftはこの曲についてこう語っている。
なお、ビデオは複数あり、こちらが上のビデオで水に沈んでいる写真の女性が踊っている(wikipedia日本語版備考参照)最初のバージョンと思われる。
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「長い間一緒にいたけれども、君への思いを表す言葉が見つからなかった。雨の日に別れ、君が歩み去っていくとき、その言葉が「一緒に居てくれ」だとわかった。」という感じの歌詞の感動的な曲「Stay」。本アルバムからのサードシングルで、ドイツダウンロードチャートで2位を記録している他、ドイツチャート、ポーランドチャートで3位、オーストリアで4位、スイスで6位を記録。アイスランドで撮影されており、出演している女性Anna Thora Alfredsもアイスランドの女優。
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アルバム『Happiness』から最初にシングルとして出されたのはこちら「Better Than Love」。
UKダンスチャートでは6位、ベルギーでは12位を記録している。動画はルーマニアで撮影されたそうだ。このビデオに出演しているルーマニア人女優Laura Cosoiは、同じくルーマニアで撮影された「Sunday」のビデオにも出演している。
なお、この曲は彼らがDaggers時代(Daggersは5人組のバンド、Hurtsのふたりともそのメンバーだった)の曲で、知っている人はDaggers版の「Better Than Love」を知っている。私のフィンランドの知り合いはHurts盤を聴き「あれ、この曲しってる。誰だったか忘れたけど、5年くらい前ラジオでかかってた曲」とのことだった。Daggers版はこちらで聴ける。
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その「Sunday」はUKシングルチャートで57位を記録。ミュージックビデオは、死んだ妻を取り戻すために冥府に行くオルペウスの話をモチーフにした作品となっている。撮影予算の半分をロンドンから注文したコスチュームに費やしていたのだが、天候の都合で撮影日に届かず、デザイナーのMaria Miuによる即席のコスチュームになったという。どんなコスチュームを注文していたのか気になる。
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このアルバムにも収録されている「Devotion」ではKylie Minogueがフィーチャーされている。
それもあってかKylie Minogueの「Confide In Me」を「ワンダフルなKylie Minogueへのトリビュート」としてThe SunのBiz Sessionsでカバーもしている。カバー版はHurtsのシングル『Stay』のB面曲として収録されている。残念ながらiTunesではシングル『Stay』は取り扱っていないようなので、手に入れるならAmazon.co.jpからとなる。
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「Blood, Tears and Gold」のミュージックビデオでは、足フェチ的な映像と共に、印象的なライティングの中で歌うTheoが。その姿はどことなく在りし日のFalco(オーストリア)の姿を思い起こさせる。
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そんな捨て曲なしのHurtsのデビューアルバム『Happiness』は、ギリシャインターナショナルアルバムチャートで1位、ドイツ、オーストリア、スイス、ポーランドで2位、フィンランドで3位、スウェーデン、UKで4位。ドイツ、ポーランドではプラチナム達成、UKではゴールドを達成している。
iTunesから視聴/購入される方はこちらのリンクからどうぞ。Kylieがフィーチャリングされている「Devotion」はアルバムごと買わないと購入できないので注意。

また、iTunesからはHurtsのクリスマスシングル「All I Want for Christmas Is New Year's Day」も視聴/購入できる。こちらからどうぞ
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何故か英語版より充実しているWikipedia日本版のHurtsのページによれば、彼らはFalco(オーストリア)の名曲「Jenny」をカバーしており、『Falco 3 The 25th Anniversary Edition』に収録されているというのでちょっと調べてみた。
『Falco 3 The 25th Anniversary Edition』はFalcoのサードアルバム『Falco 3』の25周年記念版。そのなかのボーナストラックとして「Jeanny (Hurts&Falco)」なる曲が収録されているとのことだ。
Falco版の「Jenny」はこんな曲だ。ではHurts版はどんなかというと…こんな感じ。
なおこの記念アルバムのインタビューによれば(主にしゃべっているのはTheo Hutchcraftだが)、彼らにとってこの曲のカバーをすることは「本当に名誉なこと」、オリジナル曲を「自分にとってこの曲は今まで書かれたポップ曲のなかで最も魅力的な曲」として、歌詞の深さやキャラクター、曲のスタイルなど評価している。「Rock Me Amadeus」が一番最初に聞いたFalcoの曲で、「UKにまで人気が及び、日本でも人気が出たことはとてもアメージング」。25周年記念アルバムを「天才へのトリビュート」と語っている。
『Falco 3 The 25th Anniversary Edition』はAmazon.co.jpから購入可能となっている。
イングランドのシンセポップデュオ。作曲/歌担当のTheo Hutchcraftとシンセ担当のAdam Andersonからなる。
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まずは一番印象的で私がこのアルバムを買う動機ともなったセカンドシングル「Wonderful Life」をどうぞ。
ミュージックビデオこそ陰鬱な雰囲気を漂わせているが、歌詞は何度も人生を諦めようとする男に「人生は素晴らしい、人生を諦めないで」という思いを必死に伝えようとする女性の姿を思い浮かばせる。
Wikipediaによればエンタメ系サイトDigital SpyのインタビューでTheo Hutchcraftはこの曲についてこう語っている。
この曲は両極端に位置する二つの出来事を元にした物。自殺しようとしている男、そして一目惚れにより恋に落ちる事。彼は橋に立っていて飛び降りようとしている。そこへ女性が来て、彼は飛び降りることをやめる。彼らは見つめあい恋に落ちる。彼女は基本的には「私と一緒に来て、全てはうまくいく」と言っている。この曲は誰かの人生の断片を歌にした物だから、最後にどうなるかは誰にもわからない。
なお、ビデオは複数あり、こちらが上のビデオで水に沈んでいる写真の女性が踊っている(wikipedia日本語版備考参照)最初のバージョンと思われる。
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「長い間一緒にいたけれども、君への思いを表す言葉が見つからなかった。雨の日に別れ、君が歩み去っていくとき、その言葉が「一緒に居てくれ」だとわかった。」という感じの歌詞の感動的な曲「Stay」。本アルバムからのサードシングルで、ドイツダウンロードチャートで2位を記録している他、ドイツチャート、ポーランドチャートで3位、オーストリアで4位、スイスで6位を記録。アイスランドで撮影されており、出演している女性Anna Thora Alfredsもアイスランドの女優。
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アルバム『Happiness』から最初にシングルとして出されたのはこちら「Better Than Love」。
UKダンスチャートでは6位、ベルギーでは12位を記録している。動画はルーマニアで撮影されたそうだ。このビデオに出演しているルーマニア人女優Laura Cosoiは、同じくルーマニアで撮影された「Sunday」のビデオにも出演している。
なお、この曲は彼らがDaggers時代(Daggersは5人組のバンド、Hurtsのふたりともそのメンバーだった)の曲で、知っている人はDaggers版の「Better Than Love」を知っている。私のフィンランドの知り合いはHurts盤を聴き「あれ、この曲しってる。誰だったか忘れたけど、5年くらい前ラジオでかかってた曲」とのことだった。Daggers版はこちらで聴ける。
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その「Sunday」はUKシングルチャートで57位を記録。ミュージックビデオは、死んだ妻を取り戻すために冥府に行くオルペウスの話をモチーフにした作品となっている。撮影予算の半分をロンドンから注文したコスチュームに費やしていたのだが、天候の都合で撮影日に届かず、デザイナーのMaria Miuによる即席のコスチュームになったという。どんなコスチュームを注文していたのか気になる。
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このアルバムにも収録されている「Devotion」ではKylie Minogueがフィーチャーされている。
それもあってかKylie Minogueの「Confide In Me」を「ワンダフルなKylie Minogueへのトリビュート」としてThe SunのBiz Sessionsでカバーもしている。カバー版はHurtsのシングル『Stay』のB面曲として収録されている。残念ながらiTunesではシングル『Stay』は取り扱っていないようなので、手に入れるならAmazon.co.jpからとなる。
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「Blood, Tears and Gold」のミュージックビデオでは、足フェチ的な映像と共に、印象的なライティングの中で歌うTheoが。その姿はどことなく在りし日のFalco(オーストリア)の姿を思い起こさせる。
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そんな捨て曲なしのHurtsのデビューアルバム『Happiness』は、ギリシャインターナショナルアルバムチャートで1位、ドイツ、オーストリア、スイス、ポーランドで2位、フィンランドで3位、スウェーデン、UKで4位。ドイツ、ポーランドではプラチナム達成、UKではゴールドを達成している。
iTunesから視聴/購入される方はこちらのリンクからどうぞ。Kylieがフィーチャリングされている「Devotion」はアルバムごと買わないと購入できないので注意。
また、iTunesからはHurtsのクリスマスシングル「All I Want for Christmas Is New Year's Day」も視聴/購入できる。こちらからどうぞ
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何故か英語版より充実しているWikipedia日本版のHurtsのページによれば、彼らはFalco(オーストリア)の名曲「Jenny」をカバーしており、『Falco 3 The 25th Anniversary Edition』に収録されているというのでちょっと調べてみた。
『Falco 3 The 25th Anniversary Edition』はFalcoのサードアルバム『Falco 3』の25周年記念版。そのなかのボーナストラックとして「Jeanny (Hurts&Falco)」なる曲が収録されているとのことだ。
Falco版の「Jenny」はこんな曲だ。ではHurts版はどんなかというと…こんな感じ。
なおこの記念アルバムのインタビューによれば(主にしゃべっているのはTheo Hutchcraftだが)、彼らにとってこの曲のカバーをすることは「本当に名誉なこと」、オリジナル曲を「自分にとってこの曲は今まで書かれたポップ曲のなかで最も魅力的な曲」として、歌詞の深さやキャラクター、曲のスタイルなど評価している。「Rock Me Amadeus」が一番最初に聞いたFalcoの曲で、「UKにまで人気が及び、日本でも人気が出たことはとてもアメージング」。25周年記念アルバムを「天才へのトリビュート」と語っている。
『Falco 3 The 25th Anniversary Edition』はAmazon.co.jpから購入可能となっている。
初めまして。何故か英語版より充実しているWikipediaのHurts日本語版の大体を書いた者です。
返信削除個人的な話で申し訳ないのですが、私は元々Falcoが好きでそこからHurtsを知るようになりました。
なので、その逆を辿るようなことに結びついたのが嬉しくてついコメントしてしまいました。
Daggers時代をよく知らないので、記事の動画を見てこようかと思います。
短いですがそれでは。
Midukiさんはじめまして。
返信削除まさかWikipediaのHurtsページを書かれた方に読んでいただけるとは、嬉しいです。私もFalcoが好きで、Hurts日本語版ページでHurtsが「Jenny」のカバーをしているのに驚き色々調べてみた次第です。
Daggers版、いかがでしたでしょうか?時代も名前はあまり知られなかったようですが、当時「Better Than Love」は結構ラジオでよくプレイされていたとのことです。
またいらしてくださいね!