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3月, 2011の投稿を表示しています

フィンランドで日本支援チャリティーコンサート

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「 Pelasta Punainen Pallo 」(「赤い玉を救え/Save the red ball」、「赤い玉」とは日本の国旗のこと)と題されたチャリティーコンサートがフィンランド時間3月27日午後6時、日本時間明日24時から行われる。コンサートチケットの代金はフィンランド赤十字社に直接送られ、そのお金は日本赤十字社に送られるという。 Hanoi Rocksの Michael Monroe 、当サイトでも おなじみ の Jenni Vartiainen 、ラッパーの Paleface 、 Ismo Alanko (Hassisen Kone、Sielun Veljet、Ismo Alanko Säätiöなどのグループの他、ソロでも活躍している)、兄弟ロックバンド Von Hertzen Brothers 、ロックシンガーソングライター Tuomari Nurmio などが参加する。(Jenni以外は皆音楽業界の古株たちばかりだ) この企画を立ち上げたのはMichael Monroe。彼のバンドHanoi Rocksは日本で何度もライブをしており、親日でも有名。このコンサートはそんなHanoi Rocksメンバーたちが日本を救いたいと思い立ち立ち上げた企画だ。Michael Monroeはこう話している。 日本からのニュース映像を見て、恐ろしくショックを受けた。おれたちバンドは被災者の人たちの事をとても心配している。特に、彼らの中にいる大勢の友達や、ファンのことが心配だ。とても気がかりだし、恐ろしいことだ。ロックが出来る最高のことは、我々の周りに起きていることにポジティブな影響を与えることができるということ。 Von Hertzen BrothersのMikko von Hertzen(Egotrippiではドラムも担当している)はこんなコメントを残している。 このような大災害が、全地域で起きたことではなく、一部の地域で起きたことだ、と考えるのはとても自己中点なことだ。だが今回のように助けを必要とされているときには、我々それぞれが出来ることをする義務があると私は思っている。今回この機会を持てたことは素晴らしいことだ。 3月18日からチケットは販売されており、1枚26.30ユーロ(18歳以上のみ入場可能)。シャツなどの販売も行われ、それらの収益も寄付されるそうだ

Hurts - Happiness (イングランド)

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Hurts - Happiness (イングランド) イングランドのシンセポップデュオ。作曲/歌担当のTheo Hutchcraftとシンセ担当のAdam Andersonからなる。 ----- まずは一番印象的で私がこのアルバムを買う動機ともなったセカンドシングル「Wonderful Life」をどうぞ。 ミュージックビデオこそ陰鬱な雰囲気を漂わせているが、歌詞は何度も人生を諦めようとする男に「人生は素晴らしい、人生を諦めないで」という思いを必死に伝えようとする女性の姿を思い浮かばせる。 Wikipediaによれば エンタメ系サイトDigital SpyのインタビューでTheo Hutchcraftはこの曲についてこう語っている。 この曲は両極端に位置する二つの出来事を元にした物。自殺しようとしている男、そして一目惚れにより恋に落ちる事。彼は橋に立っていて飛び降りようとしている。そこへ女性が来て、彼は飛び降りることをやめる。彼らは見つめあい恋に落ちる。彼女は基本的には「私と一緒に来て、全てはうまくいく」と言っている。この曲は誰かの人生の断片を歌にした物だから、最後にどうなるかは誰にもわからない。 なお、ビデオは複数あり、 こちら が上のビデオで水に沈んでいる写真の女性が踊っている(wikipedia日本語版 備考参照 )最初のバージョンと思われる。 ----- 「長い間一緒にいたけれども、君への思いを表す言葉が見つからなかった。雨の日に別れ、君が歩み去っていくとき、その言葉が「一緒に居てくれ」だとわかった。」という感じの歌詞の感動的な曲「Stay」。本アルバムからのサードシングルで、ドイツダウンロードチャートで2位を記録している他、ドイツチャート、ポーランドチャートで3位、オーストリアで4位、スイスで6位を記録。アイスランドで撮影されており、出演している女性Anna Thora Alfredsもアイスランドの女優。 ----- アルバム『Happiness』から最初にシングルとして出されたのはこちら「Better Than Love」。 UKダンスチャートでは6位、ベルギーでは12位を記録している。動画はルーマニアで撮影されたそうだ。このビデオに出演しているルーマニア人女優Laura Cosoiは、同じくルーマニアで撮影された「Sunday」のビデオにも出演してい

東日本大震災被災者、間接的被災者の皆様へ。

東日本大震災被災者、間接的被災者の皆様へ。 当ブログとしては亡くなられた方へはご冥福を願うしかありません。そうでない方へは音楽を通じてこのブログが少しでも助けることが出来ればと思っています。 私は地震当時東京を訪れていました。交通機関への影響から宿泊先のホテルへ戻るまで6時間以上を要し、「まさか電車がすべて止まるなるなんて」などと考えていました。0時を過ぎてホテルにつきテレビを見るまでどれだけの規模の地震、そして津波が日本を襲ったのか知る由もありませんでした。 その後も1週間ほど東京にとどまることになりましたが、毎日東京でも感じられる地震があり、高い建物内では「この建物壊れやしないだろうか」と不安になるほどの揺れがありました。東京に住む私の家族も何度も起こる地震による精神的苦痛から体調を崩しています。 地震当日の夜は食料品売り切れのため早々に店を閉じていたコンビニなどでも、大地震の次の日からは営業を再開していましたが、しばらくするとトイレットペーパーやインスタント麺類の売り切れなど、そして今ではボトル入りの水が手に入らない状況と聞きます。また、大地震当時体に感じられる地震のなかったここ鳥取でもボトル入りの水やインスタント麺などが売り切れている状況です。 直接的大きな被害を受けていない東京、また被災地から遠く離れた鳥取でもこのような状況でしたから、より震源地に近かった場所、洪水のあった場所、避難指示が出ている原発周辺の方々が避難所などで現在生活されている状況は、普段とそうかわりなく生活している私などには計り知れない苦労が伴っていることでしょう。 このブログからの音楽は、現在避難所で生活されている方々にはすぐには届かないかもしれません。しかし、そうでない方々にも今回の大きな災害により精神的に苦痛を感じている方もおられるはずです。私は音楽が心の傷を和らげ、たとえ音楽を聞いている一刻の間でも心を軽くすることができると信じています。当ブログではそれを信じて今後も音楽を紹介していくつもりです。