投稿

ラベル(お薦め)が付いた投稿を表示しています

James Blake(イングランド) 『Overgrown』メランコリックでロマンチックなメロディーのトリップ・ホップ/ポスト・ダブステップ

イメージ
イングランドのJames Blakeによるセカンド・アルバム『Overgrown』。 私は音楽のジャンルに疎いが、どうやらトリップ・ホップというジャンルが好きなようだ。だけれども、 Tricky (イングランド)のヴォーカルにはロマンチックさが足りないし、 Portishead (イングランド)も陰鬱すぎ、 Airlock (ベルギー)はわざとらしすぎるスクラッチ音が癪に障る。そんな風に感じていた私のツボにピッタリはまったのがこの『Overgrown』。 アルバム収録曲の出だしを初めて聴いた時から虜になったし、何度聴いても聴き止めることができないほど、このアルバムに泥酔してしまった。 アルバムタイトル曲「Overgrown」歌声にザラついたエフェクトをかけていたりするところも、後述の「Take A Fall For Me」のスタイルも、Trickyを思いおこさせるのだけれども、陰鬱さが強調されたTrickyのヴォーカルやそのともすれば雑多な印象も受けるメロディーとは違い、James Blakeのものは雰囲気たっぷりでロマンチック。 「Take A Fall For Me」には、ウータン・クランでの活動のほか、『ゴースト・ドッグ』、『キル・ビル』などの映画音楽や『アフロサムライ』でも音楽を担当していることでも有名なラッパーRZA(アメリカ)がfeatされている。RZAの歌声と、曲のメロディー、ところどころ入る女性の(様に加工された)声、それらが全体的にTricky的な雰囲気を醸し出してはいるが、James Blakeの歌声が救いとなっている。 (ちなみにTrickyの楽曲の女性ヴォーカルは Martina Topley Bird 。ソロでも活動している。) こちらは「Retrograde」のミュージックビデオ。 アルバム『Orvergrown』はオーストラリアダンスアルバム・チャートや、USダンス/エレクトロニックアルバム・チャートで1位、デンマークアルバム・チャートで2位となったほか、2013年の マーキュリー賞 アルバム・オブ・ザ・イヤーも受賞している。

国際色豊かなメンバーによるエレクトロ・ロックバンド FABL(デンマーク)

イメージ
今回紹介するFABLはデンマーク第2の都市であるオーフス生まれのバンド。FABLは英語でいうところのFable、寓話という意味(バンド名がそこから来ているかどうかはしらないけど)。 ボーカルのスリランカ系デンマーク人のJonas Kristensen、シンセ担当のデンマーク人Jeppe Schmidt、そしてドラム担当で、15歳になるまで金沢に住んでいたという日本とデンマークのハーフのAki Shiraishi Bech。この国際色豊かなバックグラウンドを持つ3人によるバンドだ。 メンバーたちそれぞれの音楽的背景/インスピレーションも幅広く、Jonasは黒人音楽・エレクトロニカ・サイケデリック、Jeppeはエレクトロニカ・ポップ・ダンス、Akiはロック・エレクトロニカ・メタル、と様々。そのためAkiによれば、「曲作りはかなり大変」だそうだが、「そのおかげでバンドの『ジャンル』ではなく『スタイル』として、新しいものを作っている」という思いがあるそうだ。ただ、3人とも共通してエレクトロニカを挙げているので、それが求心力となっているのは間違いないようで、「エレクトロニカとポップ・ロックを織り交ぜた新しい音楽を目指している」とのこと。 そんな彼らが今5月にリリースした「As the fame calls」は、デンマークエレクトロシーンの重鎮VETO*のフロントマンTroels Abrahamsenがプロデュースしているそうだ。早速そのミュージックビデオを見てみよう。 *VETOの曲「 You Are A Knife 」はアメリカのテレビ番組『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』シーズン4内のエピソードで使用されていたりもする。 (この曲が気に入った方は、もしかしたら Manboy(フィンランド)の「How it Hurts」 とかも好きかもしれない。) 「As the fame calls」はiTunesからも視聴購入可能。 Akiがデンマークに引っ越したのは7年前。音楽や音響に興味があった彼は、音楽学校Den Rytmiske højskoleで音響を専攻。そこでJeppeと出会う。JeppとJonasの二人は、音楽が盛んなスキーヴェという街で育っており、Aki曰く「音楽的センスがよく、音楽に対してアブノーマルで挑戦的」だったそう。そん...

TehosekoitiとLaura Närhi(フィンランド)、「Hetken tie on kevyt」聴き比べ

イメージ
空耳曲「玉を取った」で紹介 したLaura Närhiが、Tehosekoiti(フィンランド)の名曲「Hetken tie on kevyt」を歌っていたので、両バージョンをご紹介。 このLaura Närhi版は、2011年にシングルチャート1位、ラジオチャート4位を記録している。また、2012年の映画『Vuosaari』のテーマ曲ともなっており、ミュージックビデオには映画本編からのシーンも使われている。Laura Närhi版のシングルはiTunesストアで扱っている。 オリジナル版を歌ったTehosekoitiは、1991年から2004年まで活動していたロックバンド。2009年に再結成をしたが長くは続かなかったようだ。彼らによる「Hetken tie on kevyt」を聴いてみよう。 Tehosekoitiによるこのオリジナル曲を私が最初に聴いたのは2011年頃だったか。何について歌っているのかはさっぱりわからなかったが、その歌い方とメロディーに魅了されてすぐに曲を買った。 一度聴いただけで好きになったこの曲だが、後に曲中に「Kirsikankukat japanin」(日本の桜)と歌っているところがある事を知った。もしかしたら日本人の感性に訴えかける要素が曲中に存在し、気付かずに好きになっていたのかもしれない。 Tehosekoiti版は『Golden Greats』に収録されている。 ちなみにこちらが映画『Vuosaari』の予告編だ。 ----- 予告編に使われているのはRobbie Williams(イングランド)の「Feel」。 ミュージックビデオ には『ブレードランナー』や『キル・ビル』でもおなじみのダリル・ハンナも出演している。 ----- 最後にTehosekoitiのライブ版もどうぞ。

アメリカでも人気 Icona Pop(スウェーデン) - 『Iconic EP』

イメージ
Icona PopはAino JawoとCaroline Hjeltによる女性シンセポップデュオ。2010年から活動しているようだ。 フランスのKitsunéレーベル( Digitalismの投稿で説明した やつ)のコンピ『Vol. 10-Kitsuné Maison: Fireworks Issue』に彼女たちのデビューシングル「Manners」がExtended Versionで収録されており、それがかなり気に入ったので手に入れた。 収録コンピ自体もかなりオススメ。iTunesで試聴/購入できる他、Amazonからも購入可能:

最高にかっこいいRobyn(スウェーデン)「Call Your Girlfriend」

イメージ
『Body Talk Pt.1』、『Body Talk Pt.2』を 購入後 、すっかり『Body Talk Pt.3』が出ているのを忘れていたのだが、偶然YouTubeで「Call Your Girlfriend」を目にして思い出し、購入に。USホット・ダンス・クラブ・ソングスで1位、ベルギー(フランダース)チャートで8位を記録しているこの曲だが、まずはビデオをどうぞ。何も凝ったことはしていない、カット無しでRobynただ一人が歌い踊るだけのビデオなのだが、最高にかっこいい。 この「Call Your Girlfriend」は、第54回グラミー賞のベスト・ダンス・レコーディング部門にもノミネートされている。 でも結局購入したのは『Body Talk Pt.3』の方 ではなく、『Pt.1』、『Pt.2』、『Pt.3』3つのEP/ミニアルバムの「ベストな曲」ばかりを集めたフル・アルバム『Body Talk』の方。 iTunesでも試聴購入できる アルバムはスウェーデンのチャートで2位、USダンス/エレクトロニック・アルバムで3位、ノルウェーで8位など。(EP『Body Talk Pt.3』自体もUSビルボードのダンス/エレクトロニック・アルバムで7位を記録している。) 米のコメディー・バラエティー番組『Saturday Night Live』でのライブパフォーマンスはミュージックビデオにも増してかっこいいのでこちらもぜひご覧あれ。

Donkeyboy(ノルウェー) 元気の出る変ダンス曲 「City Boy」

イメージ
彼らのMySpaceにWarner Musicの人が目につけ、契約に至ったという、アメリカンドリームならぬ、ノルウェージャンドリームでもなく「インターネットドリーム」を実現しちゃったノルウェーの5人組バンド。 彼らのセカンドアルバム『Silver Moon』に収録されている「City Boy」が頭の中でヘビーローテーション中なので、今日はこの曲とアーティストについてご紹介。ビデオも素敵なのでまずはご覧あれ。 2011年11月リリースのこの曲、ノルウェーのシングルチャートと、デンマークのチャートでも1位となった他、今もよく流れているここフィンランドでも7位を記録している。こちらのiTunesリンクから試聴購入可能だ: さて、時を遡って2009年。

BBC Worldではロンドンオリンピックでおなじみ? Ellie Goulding(イングランド) 『Lights』 / 『Bright Lights』

イメージ
本ブログでも以前映画 『キックアス』のOST で紹介した「Starry Eyed」を歌っているEllie Goulding。今回彼女のファーストアルバム『Bright Lights』を買ったのでご紹介。 『キックアス』OSTは彼女の歌う「Starry Eyed」1曲で購入に至ったこともあり、『Lights』は以前から購入しようと思ってはいたのだが、なぜか購入には踏み切れないでいた。でも、最近BBC World News(ケーブルテレビとかで見れる英国国営放送の国際版チャンネル)でしょっちゅう放送されるロンドンオリンピック関連番組「London Calling」のCM( こちらのリンク から御覧いただける。本家のミュージックビデオよりかっこいいかも。)に、アルバムタイトルともなっている「Lights」が使用されていることもあり(ヘビーローテションの力とはすごいものだ!)購入した。 まずはUS版『Lights』と『Bright Lights』に収録(UK版『Lights』には未収録なのでご注意!)されている「Lights」をご覧あれ。

Lana Del Rey (アメリカ) - 『Born to Die』

イメージ
あれは先月のこと。フィンランドからスウェーデンに行くフェリーだったろうか。フェリーのベッドに恋人と横になって、寝る前にテレビを見た。その時点で私たちが別れることは、ふたりともわかっていた。最後の二人旅。 テレビではLana Del Reyが「Video Games」を歌っていた。その気だるげな歌い方が、彼女のとの楽しかった日々を懐古的に思い出させ心に残った。そして彼女のもとを去ってからもお気に入りの歌手となったのだった。 まあ、他人さまにとってはくだらない個人的な話(実話だが)は置いておいて、「Video Games」を聴いてもらおうか。 これがフェリーで見たもの。イギリスの「Later with Jools」という番組でのライブ版だ。ハリポタのDaniel RadcliffeがDel Reyを紹介しているSNL版も こちら で見ることができる他、 ミュージックビデオ も存在する。シングルはドイツとUKインディーチャートで1位、オーストリア、ベルギー(Flanders)、スイスのチャートで2位、フランス、オランダで3位を記録した。 続いて「Born to Die」のビデオをどうぞ。 この2曲でガツンとヤラれてしまった私はもちろんアルバムを購入した。デラックス版を。ところがどうだろう、 Amazonのレビュー は賛否両論だ。それもそのはず。この気だるさオンリーで構成されているのは「Video Games」と「Born to Die」しかないのだから。彼女の歌の魅力は、この2曲にも含まれているが、この2曲だけで彼女の歌の持つ世界観を見るのはお門違いだ。逆にその2曲の気だるさから彼女を敬遠している人も多いようだが、ぜひもっとDel Reyの別の曲も聴いて欲しい。かなり別の歌い方をする彼女を聴くことができるし、より危険で魅力的な彼女の世界を味わって欲しい。

LMFAO(アメリカ) 『Sorry for Party Rocking』

イメージ
モータウン創設者Berry Gordyの息子であるRedFoo(Stefan Kendal Gordy、アフロの方、75年生まれ)と、孫であるSkyBlu(Skyler Austen Gordy、86年生まれ)により2006年に結成されたグループ。グループ名LMFAOは「Laughing My Fucking Ass Off」の略。 まずはアルバム『Sorry for Party Rocking』からのファーストシングル「Party Rock Anthem」feat Lauren Bennett and GoonRockをどうぞ。 3月にパーティーでノリ過ぎたRedfooとSky Blueのふたりは昏睡状態に。その次の日、彼らのシングル「Party Rock Anthem」が世に送り出された。28日後… もちろん「28日後…」は映画『28 Days Later』へのオマージュだ。映画『American Gangster』などに出演している俳優Malcolm Goodwinが、ゲーム『Left 4 Dead』のLouisのパロディーキャラを演じている。 オーストラリア、オーストリア、ベルギーFlanders、カナダ、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、ニュージーランド、スコットランド、スロヴァキア、韓国、スイス、UK Dance、UK Singles、USビルボードHot 100、US Pop Songsで1位を獲得。ベルギーWallonia、US Hot Dance Club Songsで2位、ブラジル、ノルウェー、スウェーデンで3位など、もの凄いヒットとなった。ニュージーランドでは11週、オーストラリアでは10週連続の1位だったとか。イギリスだけで100万コピー売れており、世界での累計ダウンロード販売数は2012年1月時点で970万以上だという。

Late Night Alumni(アメリカ) まとめ

イメージ
可愛らしく、甘く囁き系の歌声にちょっとダンステイストが入ったアメリカのグループLate Night Alumniをご紹介。歌い方に好き嫌いが別れるところかもしれないが、Lykke Liの歌い方がいけるひと、好きな人はハマれるかもしれない。 ---------- 結成~ファーストアルバム 『Empty Streets』 2003年、Finn Bjansonが数曲プロデュースした地方のクリスマスCDを聴き、Becky Jean Williamsの声に美しい声とスタイルに感銘を受け、「Empty Street」を作ることとなる。FinnはすでにKaskade(アメリカ)ことRyan Raddonと共に働いていたこともあり、Finn、Kaskade、BeckyでLate Night Alumniを結成。2004年にHed Kandiからフルアルバム制作のオファーを受ける。まだなにか足りないと感じていたFinnが、「一緒に働くきっかけを何年も探していた」というプロデューサー、John Hancock(命名はアメリカ独立宣言に署名した ジョン・ハンコック から取られているとか)を加え、ファーストアルバム『Empty Streets』が完成する。発売の2005年はHed KandiがMinistry of Soundに買収された時期と重なったため、レーベルからのサポートは得られなかったものの、人気を博した。 シングル「Empty Streets」はUKでトップ10ラジオプレイに選ばれ、スペインでは1位を記録。トヨタのコンパクトカー、「iQ」の コマーシャル にも同曲が使われた。曲名通り、人通りも車通りもないストリートをiQで走り抜けるコマーシャルとなっている。その映画『ブレードランナー』にも似た偽物の日本の姿が癪にさわったから作成された…なんてわけではないだろうが、日本の電車から撮影されたものと思わしき美しい映像にあわせて「Empty Streets」が流れるものがあったのでどうぞ。 『Empty Streets』 こちらの版はレーベルが「Hed Kandi」となっている。 日本版タイトルは『レイト・ナイト・アラムナイ』となっている。右はiTunesでの視聴/購入用リンクだ。 iTunes版のレーベルは「Quiet City...

Manboy(フィンランド)- 「How it Hurts」

イメージ
フィンランドの音楽チャンネルでやってて「おおっ」と思ったのでご紹介。ビデオではフィンランドの文化が垣間見えたりするのも面白いので、まずはビデオをどうぞ。 (この曲が気に入った方は、 FABL(デンマーク)の「As the fame calls」 も気にいるかもしれない) 女性たちが森で頭にかぶっているのはラップランド*の伝統衣装の帽子。 *ラップランド:フィンランドでいうとの上の方、他スウェーデン、ノルウェー、ロシアにまたがる地域。詳しくはWikipedia「 ラップランド 」参照のこと。 部屋に立てかけられていたり、片方の女性が持ち出していたりするバット状のものは、「フィンランド式野球」とも言えるかもしれない「ペサパッロ」(Pesäpallo /pesä=ベース pallo=ボール)に用いられるバット。詳しくはWikipedia「 ペサパッロ 」参照のこと。 しばらくして画面に登場する変わった形の銀色の塊は、フィンランドで大晦日に行う占いによってできた物。ただ単に「Valaa Tinaa」(英語だと Tin casting、錫鋳造)と言われるこの占いでは、馬蹄型の錫(すず)を鍋で溶かし、溶けた錫を水の中に流し入れ、(ビデオの中でやっているように)できた物をライトに当てその影を見ることで新たな年の運勢を占うというものである。 レズビアンっぽさを匂わせるビデオとなっているが、Manboyメンバーたちはヘルシンキで行われた同性愛者のためのイベント「Helsinki Pride Rocks」でライブ演奏を行ったりもしている。 Manboyはフィンランドのポリ(Pori)で結成された3人組のバンド。2001年にはアルバム『Stretch Your Religion』を発表、2004年にはフィンランドアルバムチャートトップ20入りを果たした『Blame The World』、続き2006年には『Majestic』をリリース。2007年には同性愛者間からの人気も高いPlacebo(イングランド)ヨーロッパツアーのオープニングアクトを務めている。その後2009年には4枚目のアルバム『Deus Protector Noster』をリリースしている。今回紹介の「How it Hurts」は今年2月にリリースされたばかりの5枚目のアルバム『Somet...

Nero(イングランド)- Promises

イメージ
先月ラジオで一度だけ聴いて気になっていたのを、数日前に偶然YouTubeで発見した。 その曲はNeroの「Promises」。Neroから今年8月1日にリリースされるファーストアルバム『Welcome Reality』からの4つ目のシングルだ。「Promises」はUKでは8月5日からデジタル版シングルがリリースされる。シングルリリースが8月5日からなのでまだ購入する手立てがないのが残念だ。 Neroの紹介はまた今度にして、まずは「Promises」のミュージックビデオをお楽しみあれ。 気に入られた方は、Neroのアルバム『Welcome Reality+』に収録されているのでどうぞ。もっとNeroの他の曲も聴いてみたい方は当ブログの投稿「 Nero(イングランド)ファーストアルバム『Welcome Reality』からのシングル集 」もどうぞ。 ビデオは完全にディストピアもの。若い映画ファンはユアン・マクレガー主演の『アイランド』っぽいな、と思われるかもしれない。とても現代っぽく見えるが、このスタイル先駆けとなる『THX-1138』を『スター・ウォーズ』シリーズのジョージ・ルーカスが1971年に作っていたというのは今でも驚きだ。ディストピア物が好きな方は見逃せない作品、未見の方はまずトレーラーをどうぞ。 興味を持たれた方には映像特典として『THX-1138』の元となったルーカスの大学時代の作品『電子的迷宮 THX-1138 4EB』も付いてくるDVD/ブルーレイ版がおすすめ。 そういえばChicane(イングランド)の「Don't Give Up」feat Bryan Adams(カナダ)もディストピア系だ。 Chicane - Don't Give Up feat Bryan Adams はアルバム『Behind the Sun』に収録されている。 ディストピアものが好きな人には『リベリオン』もおすすめ。この監督がその次に放った『ウルトラヴァイオレット』はてんで駄目だったけど。

Hurts - Happiness (イングランド)

イメージ
Hurts - Happiness (イングランド) イングランドのシンセポップデュオ。作曲/歌担当のTheo Hutchcraftとシンセ担当のAdam Andersonからなる。 ----- まずは一番印象的で私がこのアルバムを買う動機ともなったセカンドシングル「Wonderful Life」をどうぞ。 ミュージックビデオこそ陰鬱な雰囲気を漂わせているが、歌詞は何度も人生を諦めようとする男に「人生は素晴らしい、人生を諦めないで」という思いを必死に伝えようとする女性の姿を思い浮かばせる。 Wikipediaによれば エンタメ系サイトDigital SpyのインタビューでTheo Hutchcraftはこの曲についてこう語っている。 この曲は両極端に位置する二つの出来事を元にした物。自殺しようとしている男、そして一目惚れにより恋に落ちる事。彼は橋に立っていて飛び降りようとしている。そこへ女性が来て、彼は飛び降りることをやめる。彼らは見つめあい恋に落ちる。彼女は基本的には「私と一緒に来て、全てはうまくいく」と言っている。この曲は誰かの人生の断片を歌にした物だから、最後にどうなるかは誰にもわからない。 なお、ビデオは複数あり、 こちら が上のビデオで水に沈んでいる写真の女性が踊っている(wikipedia日本語版 備考参照 )最初のバージョンと思われる。 ----- 「長い間一緒にいたけれども、君への思いを表す言葉が見つからなかった。雨の日に別れ、君が歩み去っていくとき、その言葉が「一緒に居てくれ」だとわかった。」という感じの歌詞の感動的な曲「Stay」。本アルバムからのサードシングルで、ドイツダウンロードチャートで2位を記録している他、ドイツチャート、ポーランドチャートで3位、オーストリアで4位、スイスで6位を記録。アイスランドで撮影されており、出演している女性Anna Thora Alfredsもアイスランドの女優。 ----- アルバム『Happiness』から最初にシングルとして出されたのはこちら「Better Than Love」。 UKダンスチャートでは6位、ベルギーでは12位を記録している。動画はルーマニアで撮影されたそうだ。このビデオに出演しているルーマニア人女優Laura Cosoiは、同じくルーマニアで撮影された「Sunday」のビデオにも出演してい...

Jenni Vartiainen (フィンランド)まとめ

イメージ
Jenni Vartiainen (フィンランド)まとめ 皆様お久しぶりです。 今回はフィンランドの女性アーティスト、Jenni Vartiainen(イェンニ・ヴァルティアイネン)をご紹介。生Jenniを見たフィンランド人の知り合いによれば彼女は「 フィンランドで一番美しい女性 」だそう。 女性ヴォーカルグループとしてデビューした当時は目立っていなかったが、ソロとなってからの人気/楽曲には目を張るものがある。 -------------------- Gimmel 時代 当初は「 なんとかアイドル 」系の番組、「Popstars」から女性3人組のグループGimmel(ギンメル、グループ名は ヘブライ文字 のアルファベットの3番目、gimelから来ている。)のメンバーのひとりとして2002年にデビュー。Gimmelは当初は4人組のはずであったが、口論が絶えずひとり抜けたとのことである。(ちなみに私の知人の親戚がJenni以外のGimmelメンバーのひとりだったりする。) 「 Etsit muijaa seuraavaa 」 2002年10月25日リリース(リンクは曲のビデオ) グループの初シングル(Jenniは右で歌っている)であるこの曲は、数日でゴールド、1週間ちょっとでプラチナム入りし、4週間チャートで1位を保持した。 『Lentoon』 11月22日 ファーストアルバム『Lentoon』はフィンランドアルバムチャート1位を3週間記録、8万5000枚以上を売り上げ、その年最も売れたアルバムに。 「 Roviolla 」 2003年1月27日リリース アルバムからのセカンドシングルであるこの曲は初登場3位を記録した。 フィンランドの音楽の祭典「Emma-gaala 2003」では「ベスト・ポップ/ロック新人」、「デビューアルバム・オブ・ザ・イヤー」、「その年一番売れたアルバム」賞を受賞している。 『Kaksi kertaa enemmän』 2003年夏 同年夏にはセカンドアルバムをリリース。このアルバムからの曲「 Harmaata lunta 」はこんな曲だ。 『Pisaroita ja kyyneleitä』2004年 彼女達のサードアルバム。 「 Pisaroita ja kyyneleita 」 こちらはサードアルバムのタイトルともなっている曲のミュージッ...

音楽に飲み込まれたいあなたに送る6曲

イメージ
音楽に飲み込まれたいあなたに送る6曲 トリップホップとか、そんな感じで音楽に酔う、飲み込まれることのできる6曲を紹介。 ----- LaMeduza - LadFa (feat. L'Arnak) LaMeduza(スイス)フランス・スペイン系でアメリカ生まれ、ジュネーヴ育ち。 Creative Apple Contestでは2008年に「A While Longer」、そして2009年に「Bit of This and That」で連続受賞している。 ----- 8mm - Crawl 8mm(アメリカ)、ロサンゼルスのバンドから2曲。とてもセクシーで雰囲気がある。特に「Crawl」は「窓のそばに立って外を見つめ、受話器と手を耳にやり、おでこを冷たい窓ガラスにつける」なんて思わずその光景が浮かび上がるような、情景豊かな歌詞も良い。 iTunesには残念ながら販売していない。「Crawl」も入っていないが、EP「Opener」収録の他の数曲が入っている『Songs to Love and Die by』をどうぞ。 ----- Sneaker Pimps - Flowers and Silence 「 Six Underground 」でも有名なSneaker Pimps(イングランド)。この「Flowers and Silence」は、怪しげで寂しい雰囲気が好き。このアルバムSplinterからは「 Cute Sushi Lunches 」(キュート・スシ・ランチズ)なんていう曲も、こちらも怪しい感じが良い。 ----- Télépopmusik - Don't Look Back Télépopmusik(フランス)。あの「 Just Breath 」(リンク先はビデオ)の人たちによる曲。この曲「Don't Look Back」は『Lの世界』の第3シーズンサントラに収録されている。同サントラには Tegan & Sara (カナダ)の「So Jelous」、「Love Type Thing」も含まれている。 ----- Elsiane - Vaporous Elsiane(カナダ...

Chisu - Alkovi (フィンランド)

イメージ
Chisu - Alkovi (フィンランド) Chisu(読み方は「チス」のはずだがフィンランドの人によると「チス」か「キス」だとのことである)はフィンランドのシンガー/ソングライター/プロデューサー。彼女が曲を提供しているアーティストは、Jippu、Antti Tuisku、Tarja Turunen、Kristiina Braskなど。 Chisuのような歌い方をするアーティストはフィンランドにはこれまで存在しなかったため、この歌い方を「うけつけない人」もだいぶ存在するようだ(さすがヘヴィーメタルの国フィンランド?)。デビュー当初はラジオで大プッシュされていたらしく、「うけつけない人」達には苦難の時だったらしい。 好きな人は好きな歌い方だろうし、嫌いじゃない人には大丈夫な歌い方(あたりまえか)、メロディーも結構良いのが多いので個人的にはオススメ。 今回紹介する2008年のファーストアルバムAlkovi。タイトルとなっているAlkoviは「 アルコーブ 」、部屋の中で壁が奥まっているような場所のことである。ではファーストアルバムからシングルにもなった「Mun koti ei oo täällä」のライブバージョンをどうぞ。 セカンドシングル「Muuto」のミュージックビデオには英語字幕がついているのがあったのでどうぞ。 Amazon.co.jpでは残念ながら購入できないが、iTunesで視聴&購入できる。このリンクからどうぞ。 もっと残念な事に2009年のセカンドアルバム「Vapaa ja yksin」はiTunesからも買うことができない。残念なのでセカンドアルバムからのシングル「Baden-Baden」をどうぞ。 コメント欄で匿名さんから、http://www.levykauppax.fi/から 購入可能 だと教えていただいた。どうもありがとうございます。フィンランドのサイトだが、なぜかフィンランド語版のサイト名まで英語になっていてRecord Shop Xとなっている 英語版のページ もある。フィンランドとヨーロッパを除く国々へも発送していて、CDだと 2枚まで2.90ユーロ となっている。Chisuの『Vapaa ja yksin』は CD版 、LP版の他、 CDとTシャツがセット になったバ...

Mynt(アメリカ) - Still Not Sorry

Kim Sozzi(アメリカ)のアルバム。Just One Day。でたでた、ていうか、もうでてたのに気づかなかった。でもそのアルバムの事を書く前にMyntの事を書かないと。 私がKim Sozziを知ったのはMynt(アメリカ)。これまでここで紹介していなかったのが自分でも信じられないが、Myntはヨーロッパのダンス系っぽいメロディーのニューヨークベースのグループ。オススメ。 DJ/プロデューサー/リミクサーAlbert Castillo、"DJ Riddler"(DJ リドラー)ことRich Pangilinan、男性ボーカルJoseph Murena、女性ボーカルMarisol Angelique-Solorzano、そしてKim Sozziからなる。 グループなのに顔が出てこないメンバーがいるようなダンスアクトにはしたくないそうで、アルバム「Still Not Sorry」のカバーにはメンバー全員出てる。後にKim Sozziが脱退してアルバムからも消えるけど。 シングルででてるのはこれら。Still Not Sorryとかちょっとアクが強いかも。Back in Loveは見つからなかった。 How Did You Know Stay Back in Love Still Not Sorry You're the Only One How Did You Knowはジャマイカ出身Kurtis Mantronik(アメリカ>今イングランド在住)の名曲をKim Sozziがカバー。個人的には断然Kurtis Mantronik版が好きだけど。恒例の聞き比べで皆さんの判断に委ねよう。 Kurtis Mantronik presents Chamonix - How Did You Know(プレゼンツになってるね。ベースになってるのは Chamonix - 77 Strings か。) Kim Sozzi - How Did You Know 同じくボーカルKim SozziでStay Marisol Angelique-Solorzanoがヴォーカル、ちょっとアクが強いけど好きな人には好きかもなこの曲。 Mynt - Still Not Sorry (Mr Sam Vocal Mix) TRANCE 男性ヴォーカルのこの曲も結構...

Kleerup - Kleerup (スウェーデン)

イメージ
Kleerup - Kleerup (スウェーデン) スウェーデンのプロデューサー/ドラマー、Andreas KleerupことKleerupの初アルバム。 Robyn(スウェーデン)を前にこのブログで紹介したので覚えておられる方もいるかもしれない。 Robyn - With Every Heartbeatが好きだった人は買って損は無いと思う。With Every Heartbeatの雰囲気と共通したなにかが全編に流れている。 全体的にヴォーカル物は、北欧ポップダンスシーンに多い現代的な80年代的ものから、おもいっきり80年代な物まで。80年代系統のメロディーが好きな人には見逃せない。 ゲストヴォーカルは女性。RobynのWith Every Heartbeatはもちろん収録されているが、他のゲストヴォーカルも豪華。 Lykke Li (スウェーデン) が Until We Bleed Robyn の With Every Heartbeat シングルチャート:スウェーデン18位、デンマーク7位、UK1位。 Titiyo (スウェーデン) が Longing for Lullabies シングルチャート:スウェーデン7位、デンマーク14位。80年代っぽくて好きだなぁ。 ミュージックビデオは2つ発見。 Titiyoがずっと出てる版 と、ドラマ仕立て版。 Marit Bergman (スウェーデン) が 3AM。 シングルチャート:スウェーデン35位。この人は 300 Slow Days in a Row という曲を前述の Titiyoをフィーチャリングして歌ってる。 どことなく Limahl(イングランド) - Never Ending Story を思い起こさせる。 ライブ版発見。隣でライブ歌わせておいてお菓子食べてんのかー。歌う方も食べてる方も気まずいな、これは。 Linda Sundblad (スウェーデン) が History Cyndi LauperのLay Me Down のバックトラックを使用しているとのこと。 Kleerup、としか記述が無いのでたぶん本人が声出してるほとんどインストゥルメンタル曲、Thank You for Nothingは、そのまんまCyndi LauperのLay Me Downの歌詞が違うバージョン。 上記のバージョンには含...

Tegan and Sara(カナダ)

Tegan and Sara(カナダ) Tegan Rain Quin と Sara Kiersten Quin のシンガーソングライターx2。双子。レズ。 まずは2004年のアルバム、So Jealous収録曲、後にThe White Stripes(アメリカ)もカバーしたWalking With a Ghostのライブ版をどうぞ。 ミュージックビデオはこちら。 The White Stripes版はこれ。 2007年の5thアルバム、The Conの収録曲、The Conのライブ。 あれ、刺青増えた。 三つ子になった! 彼女たちの曲は、グレイズ・アナトミー、ゴースト 〜天国からのささやき、Lの世界、ヴェロニカ・マーズ、One Tree Hillなどの日本でも放送されているテレビシリーズの劇中でも流れることがあるからもしかしたら聞いたことのある人もいるかも。Lの世界のシーズン3、11話には出演もしてるんだって。 同じくThe Con収録のBack in Your Head。 Tegan and Sara - Back In Your Head そ・し・て、ちゃんと数少ないヨーロッパのダンス系目当ての人のために・・・ じゃーん、なんと、DJ Tiesto(オランダ)リミックス版Back in Your Head!!! 締めは Lの世界 第3シーズンのサントラにも入ってるSo Jealousで。この曲なかなか頭から離れないんだよね。 Tegan and Sara - So Jealous So Jealous The Con

KLF #1 Dance 08 フィンランド 怒涛のDisc1紹介

イメージ
さて、結局CDを購入してばっかりでレビューしてない私ですが、今回は久々にレビュー。 そしてこのCDはあなたも気に入るはず!それぐらいまでにお薦めなこのCDは 先日購入したとお伝えした ままレビューされることなく放置されていたCDのうちのひとつ。 KLF #1 Dance 08 残念ながらAmazonにもiTunesにもHMVにも在りませんがこのコンピレーションは私的にはThe Best Dance Album Ever以来のヒットコンピかも。 2枚組みのコンピレーションで収録曲は以下の通り。 CD1 1. DR ALBAN vs HADDAWAY - I Love The 90’s 2. BASSHUNTER - Please Don’t Go 3. 2-4 Grooves - Writing On The Wall 4. DARUDE - In The Darkness 5. R.I.O. - Shine On 6. FRAGMA Toca’s Miracle 7. JODY J. - Every Word 8. LEXTER - Freedom To Love 9. NICK CORLINE vs KATHERINE ELLIS - Could You Be Loved 10. DEEJAY JAY ft PANDORA - Call Me 11. REANIMATOR DEEJAY vs MACH 1 - Obsession 12. DCX - Don’t Break My heart 13. KINDERVATER feat NADJA - Everytime You Need Me 14. ARMIN VAN BUUREN - Going Wrong 15. THE NIGHTCRAWLERS - Push The Feeling On 16. KENDI - Connected 17. ARMAND VAN HELDEN - Je T’Aime 18. ALEX GAUDINO feat SHENA - Watch Out 19. ROBERT ABIGAIL - Mojito Song CD2 1. GURU JOSH PROJECT - Infinity 2008 2. STARPILOTS - In The heart Of The Night 3...