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2012年10月16日火曜日

ノルウェー連続テロ事件の追悼歌になった Laleh(スウェーデン)「Some Die Young」 追記:AmazonでCD買った

LalehことLaleh Pourkarimは、1982年生まれのシンガーソングライター。北イランに生まれ、1歳の時に両親とともにアゼルバイジャン、ミンスク、そしてチーダホルムの難民キャンプへと逃れる。12歳の時にスウェーデンへと移り住んだ彼女は、スウェーデン第二の都市ヨーテボリの高校で音楽を学んだ。2000年にはスウェーデンのコメディー映画『Jalla! Jalla!』で大きな役を演じているが、2005年に音楽業界へと転向。英語やスウェーデン語で歌う他、彼女の両親の母語であるペルシャ語でも歌う。

今回ご紹介するのは2012年1月にリリースされた彼女のフォースアルバム『Sjung』から、「Some Die Young」。まるでディズニー映画か何かの様な楽しげなオープニングで始まる曲だが、「若くして死ぬ人もいるけど、まだ行かないで、あなたに伝えたいことはまだたくさんあるから」という歌詞。同じくスウェーデンの女性歌手Septemberの「Satellites」を彷彿とさせる、髪や布の流線的なカーブが美しいミュージックビデオとなっている。



オンライン上や新聞記事などで、77人が殺害された2011年のノルウェーの連続テロ事件の追悼歌的に受けとめられており、それもあってかノルウェーでの人気は高い。また、事件から1年後の今年7月22日にはノルウェーのオスロでメモリアルコンサートが開かれ、Lalehはこの曲を歌っている。YouTubeのコメント欄にはこんなコメントも

Zaru7t10:今日、僕の弟(22歳)の葬儀で父がこの曲をリクエストしてた。これまでこの曲は聞いたことがなかったんだけど、この美しい曲は永遠に僕にとって特別な思い出になった。安らかに眠れ。

ちなみにLalehの父親は、1994年にサマーキャンプで溺れている女性を助けようとして溺死(女性の方は一命を取り留めた)しており、当時12歳程度だったLalehはその様子を目撃している。

この曲「Some Die Young」スウェーデンのシングルチャートでは9位どまりなものの、ノルウェーでは1位、フィンランドで15位、デンマークで38位を記録。




収録アルバム『Sjung』(英語で言うと「Sing」という意味)曲の歌詞は主に、「アウトサイダー」として新たな環境に入って行くことなどをテーマにしているようだ。スウェーデンのアルバム・チャートで4週連続1位、そしてノルウェーのアルバム・チャートでも1位を獲得。スウェーデンでは4万枚以上を売上プラチナを達成している。



こちらのAmazonリンクから購入できるのだが、画像もなく怪しめ。なので私自身がこのリンクを通じて買ってみた。結果この商品(EAN: 5053105068227)はちゃんと『Sjung』だった。パッケージには「Made in England」のシールが貼られていた他、嬉しいことにCD2枚組。1枚はアルバム『Sjung』なのだが、もう一枚はEP『Tolkningarna』で、ボーナストラック扱いのようだ。以下現物の写真。



この『Tolkningarna』は、2011年にスウェーデンのテレビ番組『Så mycket bättre』でLalehが歌った歌6曲が収録されたもの。番組は、スウェーデンの有名な歌手たちがほかの参加者歌手たちの歌を新たな「Tolkningarna / 解釈」で歌うというもの。Lalehの出演シーズンの他の参加者たちはTimbuktu、Eva Dahlgren、Lena Philipsson、E-Type、Tomas Ledin、Mikael Wieheとなっている。『Tolkningarna』収録曲の中でも「Ängeln I Rummet」(オリジナルはEva Dahlgren)は、スウェーデンシングル・チャート6位、ダウンロードチャートで1位を記録している他、「Here I Go Again」(E-Typeによって1998年に発表されたオリジナル版は、スウェーデンとフィンランドチャートで1位を記録)もスウェーデンデジタルチャートで1位。「Just Nu」(Tomas Ledin)と「Alla vill till himmelen men ingen vill dö」(Timbuktu)もデジタルチャートで25位を記録。Lalehは、スウェーデンのデジタルチャートに同時に10曲が存在するという記録を打ち立てた(その内9曲がトップ40に入っている状態)。

さて、いきなりフォースアルバムからの紹介となったが、以下に彼女のこれまでのアルバムなども紹介しよう。