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2012年9月24日月曜日

フィンランド発のロックンロールバンド Bulldamage(フィンランド)

以前紹介したCoprofagi(フィンランド)のボーカル、Jussiの新バンドBulldamageをご紹介。デスメタル寄りだったCoprofagiとは違い、Bulldamageはロックンロールバンドだ。

バンドメンバーはヴォーカルのJussi、ベースのRony、そしてドラムのNikoから成っている。Jussi曰くどのメンバーも「いつもスゲークールな奴ら」だそう、「とはいっても、女の子にモテるのは一番ハンサムな俺だけどな…冗談、俺らみんなケツ顔だよ」と、笑いも交えて語る。

基本的にBulldamageはクールなバンドってこと、俺達が歌うのはバイクや、女、そして鳥のように自由でいることさ。だが俺達は平凡な「ロックンロールバンド」とは違う、俺達自身のサウンドとリフがある。重要なのは俺達は偽善はしないし、誰のコピーもしないってことさ。

俺達のルーツとなってるのは、エクストリーム・メタルとクラシックなロックンロール、ブルースとカントリーが融合、発展したものかな。あと、もちろんフィンランドの冬には実質リハーサルルームに住んでるようなもんだしな。

「有名なった暁には素晴らしい日本ツアーもする」と宣言するJussiは、Coprofagiの時のインタビュー記事からもわかるようにBORISを始めとする日本のバンド好きでもある。Jussiはこう語る。

まだまだそこには至ってないけど、日本の伝説的ロック・ポップ・ヘヴィーバンド、BORISみたいなサウンドに達したいな。もちろんBORISのような音を作りたいって言う訳じゃなくて、彼らと同じくらいクールなサウンドを作ってみせるぜ。

9月18日にリリースされたばかりのBulldamageのデジタルアルバム『Horny Hound』はBandcampのBulldamageページから全曲フルに試聴可能なほか、購入も同サイトからできるようになっている。

他のページまで行くのが面倒だという方はここにアルバムタイトルともなっている力強くノリがいい「Horny Hound」を埋め込んだのでお聴きあれ。





BandcampのBulldamageページからは、各曲を再生中に曲名横に表示される「lyrics」をクリックすると歌詞が表示される。

こちらのバンドのFacebookページからも最新情報がチェックできる:Bulldamage

Bulldamageは今年11月1日と2日にはロンドンでのライブも決定している彼ら、今後の活躍が楽しみだ。

2012年9月1日土曜日

スペース・ナチがやってくる!フィンランドで『Iron Sky』(アイアン・スカイ)を観た。

『Iron Sky』は、一部でカルト的な人気を誇るフィンランドのSF映画『Star Wreck: In the Pirkinning』(未見!)の製作者たちにより作られた、「月の裏にナチが!?」というコメディーSF映画。フィンランド・ドイツ・オーストラリア合作で、日本では9月28日から公開される。日本版予告編はこんなだ。



ヴァルハラで会おう」


Rotten Tomatoesのレビューも、IMDbのレビューもそれぞれ40%、6.4/10と決して高い方ではなく、作りが甘い部分も見られたが、前評判や予告編から受けた印象を裏切り大いに楽しめた。ナチ・スペースシップやその戦闘シーンのCGも(予想を裏切り)見応えがあった。ただし、ウド・キアーのファンにはちょっと物足りないかも。「帝国軍のマーチ」に似た曲(しかもスペースナチではなく、米軍が出てくるシーンで掛かりだす)や、ヘルメットに記された「1138」など、ジョージ・ルーカスへのオマージュや、『スタートレック』的なシーン、映画にもなったゲームシリーズ『ウイングコマンダー』などへの言及もあり、SFオタクにも見逃せない映画だ。

本作は、大きな映画/テレビ会社が「世間の目」を恐れて盛り込めないであろう類の(トレイ・パーカーとマット・ストーンの作品はそうではないと言えるが)社会風刺やナチネタ、人種ネタを詰め込んだ作品となっている。後述のDVD特典コメンタリーでも(もちろん前述のようにSFファンにもたまらない要素は満載なものの)「SFと言うよりは政治風刺戦争コメディー」と言われているように、風刺のなかにはプロパガンダ批判もあれば、アメリカの、そして世界各国の資源確保にかける欲望、国連を舞台に北朝鮮や日本、もちろんフィンランドをネタにしたものも。その中でも特にアメリカへの風刺が強く、サラ・ペイリンをパロった米国大統領だったり、独善的で支配欲が強かったり、黒人を「自分をより良く見せるための宣伝材料」として見ていたり/としてしか見ていなかったり、対テロリスト戦争では(敵国の)子供を含む民間人の巻き添えも厭わない、なんて有様だ。