Lorde(ニュージーランド) - Royals

若干16歳のニュージーランドはオークランド出身の女性シンガーソングライターLorde。

彼女のファーストシングル「Royals」はニュージーランドTop 40ランキングで初登場1位、米Billboard Hot 100でも1位となった。ニュージーランドのソロアーティストとしてアメリカでランキング1位となったのは彼女が初めて。母親は詩人で、子供の頃から多くの本に囲まれていたそうで、幼少期は音楽よりも本のほうが大きな存在だったようだ

ポップソングやギャングスターソング、そのミュージックビデオとかで見られるような金とかダイヤモンド、ジェット機や金の鎖に繋がれた虎とかは要らない。私たちは王族じゃないし、私たちの血筋じゃない。そういう贅沢は私たち向きじゃない。あなたの支配者にならせて、クイーンビーと呼んでいいわ。ベイビー、私が支配する。そんなファンタジーに生きさせて…みたいな曲。

物質的な豊かさを求めないあたりが若者の共感を呼び(それとも恋愛関係においての支配力を歌ったところが、だろうか)、大ヒットとなったようだ。アメリカのSelena Gomezにライブツアー中にカバーされたりもしている。

US版のミュージックビデオを見てみよう。





こちらはあまりLorde本人が出てこなくて最後がセカンドシングル「Tennis Court」へと続く別バージョン(NZ版?)。





「Tennis Court」はこんな曲。ミニマルな「Royals」に続けて聞くと広がりが見える感じでいい。この曲はニュージーランドで1位。





サードシングル「Team」は(まだ?)ミュージックビデオが存在しないが、こんな曲だ。「私たちはスクリーンには映しだされないような街に住んでいる」なんていう歌詞が彼女らしい感じか。





「Royals」他、今回紹介した「Tennis Court」、「Team」収録のファーストアルバム『Pure Heroine』はニュージーランドとオーストラリアのアルバムチャートで1位、カナダで2位、アメリカで3位。アルバム『Pure Heroine』はこちらから試聴購入できる。





あと、名前が非常によく似ているが、Lordeを期待して、Lordiを検索したりするとだいぶ違うジャンルの音楽を聞くことになるので注意。



Lordiはフィンランドのヘヴィメタルバンドだ。

コメント

  1. 初めまして!私もヨーロッパの音楽大好きです。
    このアーティストに全く関係なく申し訳ないのですが、少し前の記事でYlvisのThe Foxがありましたよね。最初は「なんだこれ」と思いましたが、困った事に再生がやめられない・・・
    You Tubeでライブを見た時なんかは、お腹抱えました。
    仕事中に思い出して、ニヤリとしてしまったりと、各国のチャートでじわじわ来ているのはこの訳のわからない中毒性なのですかね・・・。



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  2. アチさんはじめまして!コメントどうもありがとうございます!
    そうですよね、Ylvisの「The Fox」、頭のなかでも流れちゃいますよねー。サビを除けば本当に北欧のちょっとロマンチックな感じのポップ・ミュージックみたいに聞こえるのに、それとは対照的なサビのはっちゃけ感、中毒性の強さが人気の理由でしょうね。

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