OST - Kick-Ass

映画 『キック・アス 』(原題『Kick-Ass』)内で使用された楽曲集。



iTunesから購入したい方はこちらからどうぞKick-Ass (Music from the Motion Picture) - Various Artists

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まずは収録曲と簡単な説明をどうぞ。

/以下のアルバム名リンクはiTunes Storeへのリンク。

The Prodigy(イングランド) - Stand Up
/彼らの5枚目の『Invaders Must Die』収録。



Mika vs. RedOne(後述) - Kick Ass (Radio Edit)
/後述

Primal Scream(スコットランド) - Can't Go Back
/UKシングルチャート48位。9枚目のアルバム『Beautiful Future』に収録。



The Little Ones(アメリカ) - There's a Pot a Brewin'
/2006年結成のインディーポップ/ロックバンド。よくわからないがiTunes StoreにはいくらかアルバムやEPがあるのでThe Little Onesアーティストページリンクをここに貼っておこう。他のアルバムには入っていないようなので、もしかしたらこのサントラでしか手に入らないかも。

The Prodigy - Omen
/UKシングルチャート4位。「Stand Up」と同じく『Invaders Must Die』に収録。

The Pretty Reckless(アメリカ) - Make Me Wanna Die
/UKロックチャートで1位を記録。デビューアルバム『Light Me Up』や『The Pretty Reckless - EP』などに収録。ヴォーカルは93年生まれ(今年で18歳!)で女優やモデルとしても活躍中のTaylor Momsen。『キック・アス』の他にもTVシリーズ『The Vampire Diaries』セカンドシーズンの予告編や、(Momsenも出演している)『ゴシップガール』シーズン4などでも使用されている。


The Dickies(アメリカ) - Banana Splits (Kick-Ass Film Version)
/もともとは子供番組『The Banana Splits Adventure Hour』の為にMark BarkanとRitchie Adamsによって書かれ、1968年に発表された「The Tra La La Song (One Banana, Two Banana)」という曲。当時はビルボード・トップ100で96位。このThe Dickiesバージョンは1979年に発表されUKシングルチャートで7位を記録している。『Still Got Live Even If You Don't Want It』や『Incredible Shrinking Dickies』などに収録されているようだ。


Ellie Goulding(イングランド) - Starry Eyed
/後述

Sparks(アメリカ) - This Town Ain't Big Enough For The Both Of Us
/サードアルバム『Kimono My House』収録、1974年の曲。UKシングルチャートで2位、オランダ・トップ40で4位、スイスシングルで7位。97年にはSparks vs Faith No More(アメリカ)バージョンもつくっており、そちらはUKシングルで40位。


The New York Dolls(アメリカ) - We're All In Love
/2006年のサードアルバム『One Day It Will Please Us to Remember Even This』収録。74年のセカンドアルバムから32年ぶりの新曲/新アルバム。


Zongamin(日本>UK) - Bongo Song
/Last.fmによれば、音楽プロデューサーでもあるSusumi Makaiによるワンマンバンド。日本の田舎から11歳でイギリスへ渡り、2003年にはファーストアルバム『Zongamin』をリリースしている。


Ennio Morricone(イタリア) - Per Qualche Dollaro in Più (For a Few Dollars More)
/そのとおり、『夕陽のガンマン』のあの曲だ


The Hit Girls(?) - Bad Reputation
/Joan Jett(アメリカ)の「Bad Reputation」のカバー。


Elvis Presley(アメリカ) - An American Trilogy
/3曲の19世紀の歌のメロディーを組み合わせてMickey Newburyによって作られた曲。71年のNewbury版はビルボード・イージー・リスニングで9位、エルビスのカバーは31位を記録している。様々なアーティストによる465以上のカバー版があるという。一番Elvis版が有名のようだ。


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私は映画中に使われた楽曲に気にいたものが多かったので購入。特にMIKA&RedOneの「Kick Ass (We Are Young)」とEllie Gouldingの「Starry Eyed」が欲しかった。

MIKA, RedOne - Kick Ass (We Are Young)

どことなく映画で主人公を演じるAaron Johnsonを彷彿とさせる(主に髪だが)MIKA(イングランド)。MIKAは、アルバム『Life In Cartoon Motion』も持っているのだが、「Relax, Take it Easy」と「Grace Kelly」以外の楽曲にはその2曲ほどの魅力を感じていなかった。でもこの曲にはやられちゃったね。

MIKAの隣に名を連ねているRedOneは、モロッコ出身、音楽キャリアを目指しスウェーデンに引っ越した人で、プロデューサー/ソングライター。2006FIFAワールドカップのオフィシャルメロディー、「Bamboo」とかを担当している他、Enrique Iglesias(アメリカ、でいいよね)、本ブログでもなんども取り上げているRobyn(スウェーデン)、Darin(スウェーデン)、Backstreet Boys(アメリカ)、Sean Kingston(アメリカ)、Pixie Lott(イングランド)、Little Boots(イングランド)、Kylie Minogue(イングランド)、Sugababes(イングランド)、Lindsay Lohan(アメリカ)、なんとMylène Farmer(カナダ>フランス)、Lagy Gaga(アメリカ)、そしてMIKAなどのアーティストへの作曲/プロデュースをしている有名な人。また、Lady Gaga関連では、第52回グラミー賞で4つの賞をノミネート(プロデューサーとして、『The Fame』でのアルバム・オブ・ザ・イヤー、レコード・オブ・ザ・イヤー、ベスト・ダンス・レコーディング。ソングライターとして「Poker Face」)され、ベスト・ダンス・レコーディングで受賞。53回のグラミー賞ではノン・クラシカル部門のプロデューサー・オブ・ザ・イヤー、プロデューサーとしてアルバム・オブ・ザ・イヤー『The Fame Monster』、にノミネートされている。

「Kick Ass (We Are Young)」はイタリア、ベルギー(Wallonia)チャートで5位、アイルランドで7位、ベルギー(Flanders)で8位、USホット・ダンス・クラブ・ソングスで13位と好評。

iTunes StoreではEP版が視聴/購入可能だ。
Kick Ass - EP - MIKA

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Ellie Goulding - Starry Eyed

BBC Sound of 2010で受賞、2010年Britアワードではクリティクスチョイス賞を受賞、2011年Britアワードでは女性ソロアーティスト部門、ブレイクスルーアーティスト部門でノミネートされている。

9歳からクラリネットとギターをはじめ、曲も作り始めたそうだ。大学では才能を認められギャップ・イヤーをとるよう勧められたそうな。Little BootsのUKツアーでサポーティングアクトも務めた。

さて、今回紹介のOSTに収録されている「Starry Eyed」はデビューアルバム『Lights』から。この曲はUKとアイルランドのシングルチャートで4位を記録。You Me at Six(イングランド)にBBCのラジオ番組でカバーされたりもしている。ビデオを見てみよう。




アルバム『Lights』はこちらから視聴/購入ができる。Lights - Ellie Goulding





ロンドンでのiTunes FesticalでのライブEP『iTunes Festival: London 2010 』も販売されている。
iTunes Festival: London 2010 - EP - Ellie Goulding

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『Kick-Ass』に収録されている楽曲のほとんどが [Kick Ass filmversion (inc' dialogue)]バージョンになっており、劇中の台詞が曲前後に入っていたりする。映画が楽しめた人はニヤリとできること請け合いだ。セリフがない曲は以下の通り:
RedOne - Kick Ass (We Are Young)
The Little Ones - There's a Pot a Brewin'
Ellie Goulding - Starry Eyed
Sparks - This Town Ain't Big Enough For The Both Of Us
Zongamin - Bongo Song

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ちなみに映画のスコアを担当したのは4人の作曲家たち。

John Murphy(イングランド):
『28日後…』『28週後…』『サンシャイン2057』(どれもDanny Boyle関連作)、『マイアミ・バイス』など

Henry Pryce Jackman(イングランド):
Mike Oldfield(イングランド)、Trevor Horn/Art of Noise(イングランド)、Elton John(イングランド)、Gary Barlow(イングランド、元Take That)などの作品にプログラミング/プロダクションで参加。Seal(イングランド)のリリースさることのなかったアルバム『Togetherland』ではプロデューサーをしていた。映画では、Hans Zimmer(ドイツ)作品『The Dark Knight』でアレンジ、『The Da Vinci Code』でプログラミングを担当。『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』、『カンフー・パンダ』、『ハンコック』、『ザ・シンプソンズ MOVIE』などでは追加音楽。今年公開予定の『X-メン: ファースト・クラス』、Rob Letterman監督の『モンスターVSエイリアン』と『ガリバー旅行記』(Jack Black主演のヤツ)ではコンポーザーとなっている。

Marius de Vries(イングランド):
作曲家、音楽プロデューサーでAnnie Lennox(スコットランド)、 David Bowie(イングランド)、Brian Eno(イングランド)、U2(アイルランド)、Lisa Stansfield(イングランド)、The Sugarcubes(アイスランド、ソロデビュー前のBjörkがいたバンド)、本ブログでも紹介したSneaker Pimps(イングランド)などと共に働いたり。Björkのソロデビューにも深く関わったとか。映画ではBaz Luhrmann作品『ロミオ+ジュリエット』、『ムーラン・ルージュ』や、Luhrmannと同じくオーストラリア出身のStephan Elliott監督作品、『氷の接吻』(Ewan McGregor主演)や『Easy Virtue』でも作曲している。

Ilan Eshkeri(イングランド):
『ハンニバル・ライジング』『スターダスト』『ニンジャ・アサシン』など。

また、 Danny Elfman(アメリカ)も1曲「Walk To Rasul's」をこの作品のために作曲している。

スコア盤28曲目には、John Murphyによる「Strobe (Adagio in D Minor)」という感動的な曲があるのだが、これは『サンシャイン2057』でも使われているJohn Murphyの同名曲の編曲。『サンシャイン2057』の方は、何故かスコアがこれまで発売されていないので、これはMurphyのファンには嬉しい。
YouTubeで聴き比べてみよう。
キック・アス版サンシャイン2057版

また、『28日後…』の印象的な曲「In The House - In A Heartbeat」は、「Big Daddy Kills」として収録されている。
28日後…版キック・アス版
『28日後…』の素敵な音楽が気になる方はiTunesから視聴/購入ができる。
28 Days Later (The Soundtrack Album) - John Murphy & Various Artists


残念ながら、というかあろうことか、スコア盤『Kick-Ass: The Score』は探しても見つからなかった。Amazon.co.jpで売られている『Music from the Motion Picture』は、先に紹介したサントラ盤だが、なぜか「Henry Jackman、Ilan Eshkeri、John Murphy、 Marius De Vries」という表記がなされている。ダマされないように。

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